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【ターコイズS予想】上がり最速馬は不振 求められるのは瞬発力より器用さ

  • 2023年12月16日(土) 06時35分
 長くオープン特別として親しまれてきたレースで、2015年から重賞競走へと格上げされた。ややトリッキーといえる中山競馬場のマイルコースで行われる牝馬限定のハンデ戦。重賞に格上げされた8年間で上がり最速馬は【1-1-3-3】。上位3位まで枠を広げても【3-3-4-16】。切れ味よりも機動力、立ち回りの上手さが求められるレース。トップハンデを背負わされた馬は【1-2-1-12】、1番人気馬は【2-0-1-5】といずれも苦戦傾向だ。

 ◎ヒップホップソウル紫苑S2着。中山競馬場芝1600mコースは新馬戦を圧勝したコースでもある。一方、春のフェアリーSは1番人気を裏切ったが、この時はレース中に不利が重なった。それでも0.8秒差なら11着という着順イメージほど悪い内容ではなかった。紫苑S2着、フラワーC2着の実績から中山の坂を苦にするということはなさそうだ。前走は折り合いを重視し過ぎたために最後は走る気をそいでしまったようだ。流れの速いマイル戦で違う面を見せて欲しい。

 〇フィアスプライドは昨年の3着馬。3歳6月に初勝利を記録したあとも堅実なレースを続けていたが、大事に間隔を空けて使われて昨年10月に3勝クラスを卒業しオープン入り。昨年のこのレースでは格上げ初戦ということもあって人気薄だったが、出遅れて最後方から大外一気。53kgだったとはいえ、直線だけで勝ったミスニューヨークと同タイムまで押し上げた。ディープインパクト牝馬らしい瞬発力が武器で短い直線は向く印象だ。

 ▲コナコースト桜花賞2着。リバティアイランドから0.2秒差なら、このメンバーでは胸を張れる。チューリップ賞は勝ちパターンに持ち込んだモズメイメイからハナ差2着で、休み明け、格上挑戦だったエルフィンSも2着。オークスの敗因が距離だけのものかは微妙だが、少なくとも秋華賞は玉砕覚悟の勝負に出たのでやむを得なかった。現状、マイルの方が競馬をしやすいかもしれない。

 △ソーダズリングは三年坂S優勝馬。春シーズンには未勝利戦を勝ち上がった直後にフローラS2着でオークスで注目される存在となった。休み明けのローズSは動けなかったがマイル初挑戦の前走は強かった。

 中山マイルで3勝をあげている△サーマルウインド、同じく中山マイルで2勝の△フィールシンパシーも53kgなら侮れない存在になりそうだ。最後に勝てば3連覇となる△ミスニューヨーク。この舞台では牡馬を相手にも健闘しているが56.5kgのトップハンデでどうだろうか。

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