競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
先週は
阪神JFが行われ
アスコリピチェーノ(牝、黒岩)が見事に無敗でG1を制しました。管理する黒岩調教師は悲願のG1初勝利。北村宏騎手は15年
菊花賞を
キタサンブラックで勝って以来のG1勝利となりました。しかしながら今年の関東の2歳牝馬は層が厚いですね。2着の
ステレンボッシュ(牝、国枝)、3着の
コラソンビート(牝、加藤士)、さらに出走を予定していた
チェルヴィニア(牝、木村)や
ボンドガール(牝、手塚)などもいますし、来年のクラシック戦線がさらに楽しみになってきました。まずは無事が一番ですが、各馬どんなローテで
桜花賞へ駒を進めてくるのかは興味深いですね。来年も期待したいです。
さて今週は
朝日杯FSですね。関東馬では東スポ杯2歳Sを勝った
シュトラウス(牡、武井)、札幌2歳Sを逃げ切った
セットアップ(牡、鹿戸)あたりが注目を集めています。そして
ホープフルS(28日・中山、芝2000m)には
ゴンバデカーブース(牡、堀)や
レガレイラ(牝、木村)などが出走を予定しています。
ホープフルSは1勝馬が抽選になるくらい頭数はそろいそうですが、ぜひとも熱いレースを見せてほしいです。
3日の中山の未勝利戦で初勝利を挙げた
ウインマクシマム(牡、畠山)は、
ホープフルSへ参戦することになりました。抽選となりそうですが、素質が高い馬であることは間違いないですし、どんな走りを見せてくれるか楽しみですね。
9日の
黒松賞では
マスクオールウィン(牝、牧)が2勝目を挙げました。またまた
ボンドガールが勝った新馬戦からオープン馬が誕生しましたね。いやー、改めてとんでもない一戦だったと思います。
新馬戦、未勝利戦で連続2着と惜しい競馬が続いている
コンドライト(牡、菊沢)は24日の中山芝2000mの未勝利戦を予定。スケールの大きい馬ですので、さらにいい走りを期待したいところです。
東京ダートの未勝利戦を勝ち上がった
ソングラインの異父弟
ソニックライン(牡、木村)は
ジュニアC(1月6日・中山、芝1600m)を目標に調整中。芝に戻してどんな走りを見せてくれるか楽しみです。
3日中京の新馬戦で2着だった
インクルージョン(牡、堀)は28日の中山芝1600mで初勝利を目指します。(馬サブロー美浦支局・木村)
提供:デイリースポーツ