12月17日の中山5R・2歳新馬戦(芝1600メートル=16頭立て)は、2番人気の
ミラビリスマジック(牝、美浦・
国枝栄厩舎、父
キズナ)が、直線で抜け出して初陣を飾った。21、22年のチャレンジCを連覇した
ソーヴァリアントの半妹という血統。勝ち時計は1分36秒0(良)。
まずまずのスタートを決めて、スタート後の2コーナーで挟まれる場面がありながら、控えて道中は4、5番手から運んだ。3コーナー過ぎから徐々に前との差を詰め、ロスのないコーナリングで直線を向くと、直線で逃げ粘る
ホークレアをかわして1馬身差をつけた。
田辺裕信騎手は「いいものを持っています。まだ攻め(調教)を積んでないので、完成度はまだまだですが、楽しみな部分は大きい」と、素質を評価した。
国枝調教師は「落ち着きもあって、レースも(2角で)ちょっと挟まれてかかりそうになったけど、控えたらリズム良く走れた。直線も内でギアを替えてグンといって初戦としては味のある内容。当然、牝馬なので
桜花賞という路線になる」と、満足げに勝利を振り返った。
スポーツ報知