C.ルメール騎手が
スターズオンアース(牝4、美浦・
高柳瑞樹厩舎)で
有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)の連覇を狙う。
ルメール騎手はこれまで
有馬記念に16回騎乗している。初参戦となった05年は
ハーツクライとコンビ。アッと驚く先行策から押し切り、同年の3冠馬
ディープインパクトに初黒星をつけている。また、16年は
菊花賞馬
サトノダイヤモンドで挑み、
武豊騎手の
キタサンブラックを計ったように差し切って2勝目。そして昨年、
イクイノックスで圧勝を収めたのは記憶に新しいところだ。
今年のパートナーは
スターズオンアースだ。昨年の
桜花賞、
オークスの2冠馬。
ルメール騎手は
オークスから前々走の
ヴィクトリアマイルまで、GIで4戦続けてコンビを組み、
オークス制覇を含め、全て3着以内と安定した成績を収めている。前走の
ジャパンC(3着)は
イクイノックスに騎乗したため、W.ビュイック騎手に手綱を譲る形となったが、今回は再びコンビ結成。1年7カ月ぶりとなるGI勝利が期待される。
これまで
ルメール騎手が牝馬で
グランプリに参戦したことは3回ある。17年には8番人気の伏兵
クイーンズリングで2着に大健闘。一方、19年には圧倒的1番人気の
アーモンドアイで9着、21年には2番人気の
クロノジェネシスで3着と、悔しい思いも味わっている。さぁ、今年はどうなるか。その手綱さばきから目が離せない。