「
有馬記念・G1」(24日、中山)
有馬記念連覇が懸かる
クリストフ・ルメール騎手(44)=栗東・フリー=が決戦を前にインタビューに応じた。昨年コンビを組んだ盟友
イクイノックスが
ジャパンCを最後に引退したことで、今年は
スターズオンアースとのタッグで臨む。勝てば池添に並ぶ
有馬記念最多の4勝目。暮れの
グランプリに対する思い、Vへの自信を明かした。以下、一問一答。
◇ ◇
-まずは今年を振り返って。
「いい年だったと思います。
イクイノックスの存在は一番大きかった。あとは(JRAでの)騎乗停止もありませんでしたし、ケガもしませんでした」
(続けて)
「ただ…。ダービーの
スキルヴィング(17着後、急性心不全で急死)。あれが今年のバッドポイント。一番かわいそうでした。それ以外は良かったです」
-さて、今年も年末の大一番がやってきた。
有馬記念とはどんな位置付けか。
「僕にとっては日本で初めて勝ったG1レース(05年
ハーツクライ)。そして、毎年この季節なので
クリスマスの競馬になりますね。クリスチャンにとって特別なレース。家族でパーティーができないのは残念ですが、競馬場の雰囲気はすごくいいですね」
-昨年は
イクイノックスで制覇。今年コンビを組むのは
スターズオンアース。
「乗りやすい馬で、すごく能力が高い馬。前走の
ジャパンCも
イクイノックスと
リバティアイランドの3着だから、すごくいいパフォーマンスだったと思います」
-舞台はト
リッキーな中山芝2500メートル戦。初めてのコースとなるが適性は。
「(自分が乗って)右回りで負けたのは距離の問題です。2000メートルの内回り(
秋華賞、
大阪杯)では間に合わなかった。
スターズオンアースにはスタミナがあるので、2500メートルは大丈夫だと思います。中山も問題ない。スムーズなら彼女は長くいい脚を使えます」
-祖
母スタセリタ、叔
母ソウルスターリングにも騎乗してG1を制した経験がある。ゆかりの深い血統。
「面白いですね。
スタセリタはスタミナがあまりなく、2400メートルでも少し長かったですから。ただ、
スタセリタも
ソウルスターリングも跳びが大きいというのは同じでした」
-勝てば騎手として史上最多タイの
有馬記念4勝目となる。
「
ビッグチャンスだと思います。スーパーホースはもういないから(笑)。
ジャスティンパレス、
タスティエーラ、
ハーパー、
スルーセブンシーズ…。今年はみんなにチャンスがあります。でも、
スターズオンアースもG1レベルですごくいい競馬をしているので、いいチャンスがあると思っています」
提供:デイリースポーツ