昨年の
香港ヴァーズ覇者の
ウインマリリン(牝6、美浦・
手塚貴久厩舎)が、
有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)でラストランを迎える。
ウインマリリンは
父スクリーンヒーロー、
母コスモチェーロ、母の
父Fusaichi Pegasusの血統。これまで21戦6勝。3歳時に
フローラSを制し、
オークスでも2着に健闘。4歳時には
日経賞と
オールカマーを制した。その後も一線級に挑み続けて、5歳時の
香港ヴァーズで9回目のチャレンジにして待望のG1タイトル獲得となった。6歳となった今年は勝利に手が届いていないが、前走のBCフィリー&メアターフで4着に食い込むなど、大きな衰えは見せていない。
今回は初の
グランプリ参戦。6歳という年齢、さらには近走成績も影響して下馬評は低いが、中山芝2500mでは一昨年に
日経賞を制した実績がある。
有馬記念では絶対に侮れない中山巧者。並み居る牡馬を撃破し、有終の美を飾っても決して驚けない。