「
有馬記念・G1」(24日、中山)
勝ってさらに上昇ムード。
京都大賞典を快勝した
プラダリアが、出来の良さを生かして
グランプリで一発を狙っている。追い切り前日の19日朝は、池添師が自らまたがり、栗東坂路でラスト2Fは1F15秒台のラップをマーク。この時期にしては毛ヅヤが良く、見た目にも体調の良さが伝わってくる。
「いいですね。順調に来ています。前走は爪を気にするところがあったのですが、今は全く問題ないです。前回よりいい状態ですよ」と師は笑みを浮かべる。当初は
香港ヴァーズを視野に入れていたが、前走後に疲れが出て見送り。
グランプリ一本に目標を絞ったことが吉と出た。不安も解消され、思うような調教も積めている。前走以上のパフォーマンスを出せる状態だ。
鞍上はムルザバエフ。昨年の
ホープフルS(
ドゥラエレーデ)で池添厩舎にG1初Vをもたらしてくれた頼りになるジョッキーだ。「彼は追えますからね。
プラダリアとも合っていると思います」とトレーナーはその手腕に期待を託す。
1年前、
ドゥラエレーデは14番人気での戴冠だった。今回も伏兵だが、激走しそうな雰囲気が今の
プラダリアにはある。
提供:デイリースポーツ