「
有馬記念・G1」(24日、中山)
凱旋門賞4着馬
スルーセブンシーズで挑む
尾関知人調教師(52)=美浦=が自身初参戦となる
有馬記念を心待ちにしている。「中山は私にとってのホームですから。出走できるのはうれしいです」と言葉に力を込めた。
千葉県八千代市で育った師にとって、中山競馬場はずっと身近な存在だった。「初めて見た
有馬記念は
シンボリルドルフ(1着)、
カツラギエース(2着)、
ミスターシービー(3着)です。ちなみに、私は
サクラガイセン(5着)を応援しました」と笑顔で84年
グランプリを振り返り、当時を懐かしんだ。
スルーセブンシーズも中山がホームコース。今年の中山牝馬S制覇など7戦4勝、2着1回、3着2回と好成績だ。舞台について得意と認識しつつも、「2500メートルは初めてで直線を2回通る変則な条件。メンタルのコントロールが鍵となりますね」と攻略のポイントを挙げる。
そこで心強いのが
スルーセブンシーズの父
ドリームジャーニーで09年Vなど、
有馬記念最多4勝を誇る池添の存在だ。「(
宝塚記念に続く)2回目の騎乗でイメージをつくりやすいでしょうし、
グランプリジョッキーにお任せします」と、その手腕に期待を寄せた。
提供:デイリースポーツ