12月24日(日)に中山競馬場で行われる
有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。年の瀬を飾る大一番に
タスティエーラ(牡3、美浦・
堀宣行厩舎)がR.ムーア騎手とのコンビで出走を予定している。
タスティエーラは父
サトノクラウン、
母パルティトゥーラ、母の
父マンハッタンカフェという血統。4代母は
クラフテイワイフで、一族には
カンパニーや
トーセンジョーダンなど活躍馬が多数いる。
22年11月に東京競馬場で行われた2歳新馬でデビュー。R.ムーア騎手を背にデビュー勝ちを決めると、2戦目は
共同通信杯に出走した。そこでは0.2秒差の4着に惜敗するも、中2週で臨んだ
弥生賞を勝利で飾り、クラシック路線へ駒を進める。
一冠目の
皐月賞では、後方で運んだ馬が台頭する展開を唯一先行して2着と、敗れはしたものの確かな力を証明。迎えた
日本ダービーでは
D.レーン騎手と初タッグも、好位から危なげない競馬で押し切り勝ち。テン乗りでのダービー制覇は69年ぶりの快挙となった。秋は二冠がかかる
菊花賞へ直行となったが、ここでもしぶとく2着に好走した。
ダービー馬というだけでなく、クラシック3戦全てで連対と世代トップクラスの存在だが、ラ
イバルで
皐月賞馬
ソールオリエンスも同レースに参戦を予定。この結果次第で2頭の
最優秀3歳牡馬争いにも決着がつくだろう。ダービー馬がその年の
有馬記念を勝利すれば、
オルフェーヴル以来12年ぶりの快挙となる。久々のタッグを組むR.ムーア騎手に導かれ、ラ
イバルと強豪古馬を一蹴するか。