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【有馬記念】オルフェーヴル以来12年ぶり快挙へ タスティエーラがムーア騎手とタッグ復活

  • 2023年12月20日(水) 19時00分
 12月24日(日)に中山競馬場で行われる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。年の瀬を飾る大一番にタスティエーラ(牡3、美浦・堀宣行厩舎)がR.ムーア騎手とのコンビで出走を予定している。

 タスティエーラは父サトノクラウン母パルティトゥーラ、母の父マンハッタンカフェという血統。4代母はクラフテイワイフで、一族にはカンパニートーセンジョーダンなど活躍馬が多数いる。

 22年11月に東京競馬場で行われた2歳新馬でデビュー。R.ムーア騎手を背にデビュー勝ちを決めると、2戦目は共同通信杯に出走した。そこでは0.2秒差の4着に惜敗するも、中2週で臨んだ弥生賞を勝利で飾り、クラシック路線へ駒を進める。

 一冠目の皐月賞では、後方で運んだ馬が台頭する展開を唯一先行して2着と、敗れはしたものの確かな力を証明。迎えた日本ダービーではD.レーン騎手と初タッグも、好位から危なげない競馬で押し切り勝ち。テン乗りでのダービー制覇は69年ぶりの快挙となった。秋は二冠がかかる菊花賞へ直行となったが、ここでもしぶとく2着に好走した。

 ダービー馬というだけでなく、クラシック3戦全てで連対と世代トップクラスの存在だが、ライバル皐月賞ソールオリエンスも同レースに参戦を予定。この結果次第で2頭の最優秀3歳牡馬争いにも決着がつくだろう。ダービー馬がその年の有馬記念を勝利すれば、オルフェーヴル以来12年ぶりの快挙となる。久々のタッグを組むR.ムーア騎手に導かれ、ライバルと強豪古馬を一蹴するか。

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