G1追い切り前に東西トレセンの記者が意見を戦わせる「東西闘論」。今週は西のオサム、東はチケン(鈴木智)のベテラン穴党記者が登場。「東西記者ダービー」では下位に低迷する2人だが、ハマった時の破壊力は強烈。暮れの大一番での逆転ホームランを狙っている。

　オサム　野球は関西同士で日本シリーズをやったけど、競馬は田井くんが「書く書くしかじか」で書いているように、今年は関東の年やった。有馬記念も関東馬で決まりやないの？

　チケン　ここ2年は1番人気の関東馬が勝っていますが、4年連続で関西馬が連対しています。波乱の使者は今年も関西馬では。

　オサム　好勝負になりそうなのはジャスティンパレス。前走の天皇賞・秋(2着)はもの凄い末脚で突っ込んで来たけど「レース後は全く疲れてなかった」と厩舎スタッフ。「イクイノックスには勝てる気がしない」とも言ってたけど、その馬はおらんからな。

　チケン　今年はどの馬が1番人気になるかも予想できないくらい混戦ですからね。僕はタイトルホルダーの復活に期待してるんですけど、気になるのは逃げ宣言しているアイアンバローズ。前走のスポニチ賞ステイヤーズSは強かった。

　オサム　その馬はジャスティンパレスの半兄や。陣営は「途中からでもハナに立つような果敢なレースをしてほしい」と意気込んどる。弟のためにガンガン逃げるんちゃうか。

　チケン　オサムさんは20年にサラキア(11番人気2着)に◎を打ったように有馬は得意ですもんね。今年の本命は？

　オサム　今のところ「過去最高の出来」というプラダリアが気になっとるけど…。今日の追い切りもチェックしてこれから必死で穴馬を探すわ。

スポニチ