一気に最終楽章を奏でる時が来た。
ドウデュースは前走の
ジャパンCと同じくポリトラックで併せ馬。
アドマイヤソラ(3歳未勝利)を追いかける形、徐々に間合いを詰めて直線へ。僚馬と併せたまま、首遅れでフィニッシュ。馬なりで6F80秒6〜1F11秒0をマークした。友道師は「この秋で3走目で間隔も詰まっていますし、あまりやらないように。しまいも先行した馬に併せる程度。使った効果はありますし、調教でも折り合いがつくようになりましたね」と好ムード。
天皇賞・秋7着、
ジャパンC4着から紡ぐ秋の黄金ローテ。1週前に負荷もかけており、体は既に出来上がっている。
3走ぶりに主戦・
武豊が戻ってくる。CWでの1週前追いで状態を確認。ラスト3F35秒7〜1F11秒0の猛ラップを刻んだ。鞍上は「相変わらずいい動きをする馬だなと思いました。細かい部分でこの秋いいなと思うのは、左手前を直線向いてすぐに出してくれるところ。今回、右回りの中山というのを考えるといいなと思います」と好感触を伝えた。
10月29日の東京競馬で脱鞍の際に馬に蹴られ、右太腿の筋挫傷を負った。先週から実戦復帰。「僕自身も先週復帰できて、今週は“ひと叩き”して良くなっていると思うので」とウイットに富んだひと言。昨年ダービー馬の復権とともに響くユタカ・コール。歓喜の調べが中山にとどろく。
スポニチ