「
有馬記念・G1」(24日、中山)
“世界No.1”
イクイノックスに今年最も迫った鬼脚は、半年の時を経てさらに磨きを掛けられた。
スルーセブンシーズは美浦Wへ。ゴール前で少し仕掛けただけで素晴らしい加速を見せ、6F84秒3-36秒3-11秒2をマークした。
凱旋門賞4着後の遠征疲れなど全く無縁。尾関師は「思ったより時計が出ていたと思います。乗り手もこんなに時計が出ているとは思わなかった、と」と満足げな笑みを浮かべる。中山牝馬Sで重賞初勝利を挙げると
宝塚記念で
イクイノックスを相手に首差2着の大接戦。そして、この秋は
凱旋門賞で見せ場たっぷりの4着-。まさに大化けした一年だった。「カイバ食いが良くなって、体質がしっかりしました。追い切り、レースでの反動が少なくなりましたね」と師。充実の5歳牝馬が、一気に頂点獲りといく。
提供:デイリースポーツ