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【有馬記念】後輩ダービー馬を破るか シャフリヤールが新コンビで王座奪還へ

  • 2023年12月23日(土) 06時50分
 12月24日(日)に中山競馬場で行われる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。年の瀬を飾る大一番にシャフリヤール(牡5、栗東・藤原英昭厩舎)が松山弘平騎手とのコンビで出走を予定している。

 シャフリヤール父ディープインパクト母ドバイマジェスティ、母の父Essence of Dubaiという血統。全兄アルアインは現役時に皐月賞大阪杯を制し、現在は種牡馬として活躍している。

 本馬は20年10月に京都競馬場でデビュー勝ちを収めたが、同年は新馬戦のみで休養に入る。21年は共同通信杯から始動して3着に入ると、続く毎日杯で早くも重賞初制覇。その後は皐月賞には向かわず、日本ダービーに直行することを選択する。同競走には4番人気で出走し、ゴール直前でエフフォーリアをハナ差とらえて勝利。18年世代、7398頭の頂点に立つ。

 秋にはジャパンCで3着に入り、古馬相手にも互角の走りを披露すると、4歳初戦のドバイSC(首G1)で再びビッグタイトルを獲得。日本ダービー馬が海外G1を勝利するのは史上初のことで、新たな歴史の扉を開いた。以降も国内外の主要競走に挑戦を続けるシャフリヤール。今冬の香港ヴァーズにも出走を予定していたが、現地の検査で健康上の問題が確認され、取りやめて帰国していた。通算成績は13戦4勝(うち重賞3勝)。

 幸いにも大きな病気などではなかったようで、目標をすぐに有馬記念へと切り替えることができた。結果として今年の同競走には、ドウデュースタスティエーラと合わせて3世代のダービー馬がそろい踏み。世代間の覇権争いが実現することとなった。本馬の馬名にはペルシャ語で『偉大な王』という意味がある。後輩のダービー馬2頭、そして並みいる強豪を打ち破り、王者の貫禄を見せつけたいところだ。

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