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ホープフルS・G1」(28日、中山)
2年目の今年、ルーキーイヤーのJRA9勝を大きく上回る同68勝(先週終了時点)をマークし、大ブレークを果たした
佐々木大輔騎手(20)=美浦・菊川。一年の締めくくりとなるレースで、G1初騎乗のチャンスが巡ってきた。「去年は同期が早々に乗っていたので…。いいなと思っていました。僕なんかに乗せていただいて光栄です」と二十歳は目を輝かせる。
コンビを組むのは
インザモーメント(牡2歳、栗東・田中克)。現状、14分の11の抽選対象だが、1週前となる21日、感触を確かめるために初めて栗東トレセンへ。栗東CWで年長馬相手に手応え優勢で併入、6F83秒1-37秒2-11秒3という内容に、「すごく乗りやすい。操縦性が高いです」と手応えを得ていた。
今年は白星を急増させただけではなく、函館や秋の福島リーディングも獲得。関係者間の評判は上がる一方だ。「取りこぼしも多かったので何ともですが、ここまで勝てるとは思っていませんでした。来年につなげてもっといい成績を残せるように。しっかり勝ちに行きます」。上昇気流に乗る若武者が、一気に
ビッグタイトルをつかみ取るか。(デイリースポーツ・山本裕貴)
提供:デイリースポーツ