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中山大障害・JG1」(23日、中山)
新王者の誕生だ。伝統のジャンプG1は、1番人気の5歳馬
マイネルグロンが大勝。今年負けなしの4連勝で、障害界の頂点を奪取した。
レースは中盤から
ビレッジイーグルと
ニシノデイジーが競りながら後続を離す展開に。
マイネルグロンは序盤は5番手でスタミナを温存し、徐々に進出しながら3番手へと上がる。3角手前で一気にスパートを開始すると、直線は後続を離すだけの独壇場だ。最後は、連覇を狙った2着
ニシノデイジー(3番人気)に10馬身差をつける圧勝を決めた。3着は4番人気
エコロデュエル。出走した12頭全馬が完走した。
中山大障害5勝目を飾った石神は「乗る前から結構自信がありました。直線は物見するくらい余裕があって、それでこの時計(4分37秒9)ですからね。血統的にもスタミナ血統で、(父が)
ゴールドシップという爆発力を持っているし、障害界のスターになれる素材だと思います。来年はスターになってほしいですね」と、さらなる飛躍に期待を寄せた。
提供:デイリースポーツ