2013年まで同時期に同条件で行われていたオープン特別と名前が同じだが、正確には阪神で行われていたラジオNIKKEI杯2歳Sの後継という位置づけ。前身の時代からクラシックに直結する一戦として知られていたが、
リニューアル後も
レイデオロ、
サートゥルナーリア、
コントレイルらを輩出しており出世レースの伝統は引き継がれている。
1.時計が掛かる
重賞昇格後、過去9回の勝ちタイムで最も速かったのは、一昨年の
キラーアビリティが記録した2分00秒6。同舞台の
皐月賞では1分58秒台の決着も珍しくないことを踏まえると、冬場ということもあって時計が掛かりやすいレースだと言える。
2.前走上がり2位以内
過去9回の成績を前走の上がり3ハロン順位別で見てみると、上がり1位だった馬が[5-5-5-32]で複勝率31.9%、上がり2位が[3-2-3-24]で複勝率25.0%なのに対し、上がり3位以下だった馬は[1-2-1-48]で複勝率8.3%。
3.詰まったローテは苦戦傾向
過去9回の成績を前走からの間隔別で見てみると、中4〜8週の馬が[8-5-4-48]で複勝率26.2%、中9週以上の馬が[0-2-3-19]で複勝率20.8%なのに対し、中3週以内の馬は[1-2-2-40]で複勝率11.1%。
センチュリボンドが中心。新馬戦は落としたが、続く未勝利戦で勝ち上がり、
黄菊賞では先行して上がり2位で連勝。札幌の洋芝で勝ち上がっているように時計が掛かる馬場も合っていて、ローテーションもゆったり。2000mばかり使われているのもここでは好感で、好走を期待したい。