サトノダイヤモンド産駒の
タリフライン(牡2、美浦・
古賀慎明厩舎)が、
ホープフルステークス(2歳牡牝・GI・芝2000m)で無敗戴冠を狙う。
タリフラインは父
サトノダイヤモンド、
母タリサ、母の父
Pour Moiという血統。祖母のきょうだいには00年
札幌記念など重賞3勝の
ダイワカーリアン、03年東京スポーツ杯2歳S覇者の
アドマイヤビッグがいる。10月の新馬戦(東京芝1800m)はスローペースの中、後方から上がり最速3F33.4秒の末脚で突き抜けて完勝。いい意味で
サトノダイヤモンド産駒らしくない切れ味を見せつけた。今回は初のコーナー4つ、初の右回り、何より一気の相手強化となるが、通用するポテンシャルは秘めている。
サトノダイヤモンド産駒はこれまで
サトノグランツが
京都新聞杯と
神戸新聞杯を制しているが、GIは延べ7頭で22年阪神JFの
シンリョクカの2着が最高着順。ここで父に初の
ビッグタイトルを届けることができるか、その走りに注目したい。