武豊騎手がノットゥルノ(牡4、栗東・音無秀孝厩舎)で東京大賞典(3歳上・GI・ダ2000m)の12年ぶり6勝目を狙う。

　武豊騎手はこれまで東京大賞典に18回騎乗。02年のゴールドアリュール、03年のスターキングマン、07年のヴァーミリアン、10年と11年のスマートファルコンで5勝を挙げている。また、2着も5回あって連対率は56％。年末の大一番に無類の強さを発揮している。

　今年のパートナーはノットゥルノだ。昨年のジャパンダートダービーの覇者。その後はムラ駆けの印象だが、大井では昨年の東京大賞典が2着、今年のJBCクラシックも2着と、ハイレベルの走りを見せている。前走のチャンピオンズCは苦手な左回りも影響して8着に崩れたが、得意の大井に替われば好勝負になっていい。

　先週の有馬記念ではドウデュースを復活に導き、武豊騎手はグランプリ4勝目を挙げた。しかし、同年に有馬記念と東京大賞典を勝ったことが一度もなく、今年は自身初のダブル制覇もかかる。怪我に苦しめられた時期もあったが、最後は笑って締めることができるか。名手の今年最後の手綱捌きに要注目だ。