JRAの23年全日程が終了し、各種リーディングが確定した。騎手部門は
クリストフ・ルメール(44)が165勝(うち重賞18勝)を挙げ、2年ぶり6回目の全国リーディングを獲得。ルメールは「春からリズムが良かったのでリーディングを意識していました。リーディングは僕にとって大事。(リーディングを争った)川田さんとは
リスペクトし合いながら、いい競馬ができました。僕にとっては凄くいい一年でした」と喜びを口にした。なお
JRA賞の騎手3部門のうち、ルメールは
最多勝利騎手&
最多賞金獲得騎手に輝き、
最高勝率騎手は川田が手にした。
調教師部門は55勝を挙げた
杉山晴紀師(42)が開業8年目で初のリーディングを獲得。「いい馬をオーナーさんから預けてもらっていたので、責任感を持って、しっかりと結果を出せたことは本当にありがたいです。放牧先の牧場スタッフとの連携もしっかり取れて、いい
サイクルが一年通して続くことができたと思います」とコメントした。
《東京記者クラブ賞はイクイ関係者に贈呈》東京競馬記者クラブ賞は
イクイノックス関係者一同に贈られた。受賞理由は
メディアを通しての情報発信に好意的に協力し、“世界一”と言われた
イクイノックスが年間を通して圧倒的なパフォーマンスを見せたことで関係者の仕事を称えるため。木村師は「関係者一同を代表いたしまして、このような名誉ある賞をいただき大変うれしく誇りに思っております。
メディアの方々からいただけるということはその先にいるファンの皆様からいただけたと解釈しています」と感謝した。
《関西記者クラブ賞に杉山晴師「うれしい」》関西競馬記者クラブ賞は
杉山晴紀師(42)に贈られた。選考理由は今年、
天皇賞・春を含む55勝を挙げ、自身初の
JRAリーディングに輝くとともに、取材対応を通して今年の競馬の盛り上がりに大きく貢献したため。杉山晴師は「これだけ名誉ある賞を頂けて感謝していますし、素直にうれしいです。一年を通してスタッフも馬も本当によく頑張ってくれました。それでも、うまくいかなかったレースも数あるので、そこはしっかりスタッフと課題を共有して改善し、もっといいレースを見せられるように来年も頑張っていきますので応援よろしくお願いいたします」とコメントした。
スポニチ