「
ホープフルS・G1」(28日、中山)
1番人気に推された
レガレイラがG1昇格後初の牝馬Vを達成。今年のG1・7勝目を決めたルメールに導かれ、
スワーヴリチャード産駒初のG1制覇を飾った。馬主サイドは来春の牡馬クラシック参戦を示唆した。2着に2番人気
シンエンペラー、3着に13番人気の伏兵
サンライズジパングが入った。前日に出走を取り消した
サンライズアースに続き、
ゴンバデカーブースも感冒のため当日に取り消し。直線で競走を中止した8番人気の
タリフラインは両腸骨骨折で予後不良となった。
2頭出しで挑んだ矢作勢だったが、
シンエンペラーが2着、
ミスタージーティーは5着に敗れた。
好位のインから勝機をうかがった
シンエンペラー。直線で一度は完全に抜け出したものの、最後は勝ち馬の強襲に屈した。ムルザバエフは「一頭になるのが早くなって…。外から勝ち馬が来たときにもう一度ファイトしてくれたが」と無念の表情。また、
ミスタージーティーの坂井は「道中の感じはすごく良かったです。(直線を)うまくさばけていれば…」と唇をかんだ。
戦況を見届けた矢作師は、
シンエンペラーに「能力の高さは示したと思う。勝ち馬は強かったが、遜色ない走りは見せた」と納得顔。一方、
ミスタージーティーには「完全に騎手のミス。勝ちまであったと思います。そのあたりはジョッキーが一番分かっているはず。将来性はすごいモノがある」と厳しい口調で話した。
提供:デイリースポーツ