◆第69回
東京大賞典・G1(12月29日、大井・ダート2000メートル、良)
ダートの猛者が集結する年末の大一番は、9頭(
JRA7、南関東2)で争われ、単勝1番人気で
JRAの
ウシュバテソーロ(牡6歳、美浦・
高木登厩舎、父
オルフェーヴル)が
川田将雅騎手を背に連覇を達成した。G1は4勝目で、重賞は23年
日本テレビ盃以来の5勝目。前走のブ
リーダーズCクラシックは5着と敗れたが、3月にはG1を3連勝でドバイ・ワールドCを制覇。世界の頂きに立った走りで、ダート王者として一年をしめくくった。
2着は6番人気の
ウィルソンテソーロ(
原優介騎手)、3着は4番人気の
ドゥラエレーデ(バウルジャン・ムルザバエフ騎手)が入った。勝ち時計は2分7秒3。
川田将雅騎手(
ウシュバテソーロ=1着)「無事に勝つことができて何よりです。気持ちのタフな馬です。ドバイ・ワールドCを勝った馬にふさわしい走りができればと思っていました。道中はこの子が走りたいリズムを大事にしながら乗りました。自信を持って乗っていたのでゴールまでには届くと思っていましたが、
ウィルソンテソーロも素晴らしい走りをしていました。また世界へチャレンジにいく、この馬を応援してください」
高木登調教師「前走後の検疫の問題もあり、入厩してから急仕上げの面はありました。海外を2回経験して、馬がドッシリしてきました。前があまり流れないので届くのかなと思ったが、さすがの脚を見せてくれました。順調なら来年はサウジからドバイへと思っています」
スポーツ報知