競馬ライターの佐々木祥恵氏による最新刊『ボス猫メトと
メイショウドトウ 引退馬牧場
ノーザンレイクの奇跡』がこのほど、辰巳出版株式会社から発売された。競走引退後の馬たちが余生を過ごす北海道新冠町の引退馬牧場・
ノーザンレイクを舞台に牧場のボス猫・メトと、GI馬
メイショウドトウら馬たちとの交流を描いたフォトブックとなっている。
競走や繁殖引退後に余生を送ることのできる馬はほんの一握り。舞台の
ノーザンレイクは、著者らが私財を投げ打って開場した牧場だったが、飼料の高騰などで先行きに不安があった。そんな中、ふらりと現れたメトと馬たちに友情が芽生えるにつれ、
ノーザンレイクはSNSや
メディアで名が知られるように。メトは、引退馬とそれを支える人間の奇跡の“救世主”ともなった。
同書では、マイペースに生を楽しむ猫と広い大地を悠々と生きる馬、それぞれの魅力が詰まった数々の写真。そして競馬ライターとしても活躍する著者が書き綴ったエピソードも満載の一冊となっている。
【著者プロフィール】
佐々木祥恵
北海道旭川市出身。競馬ライター。netkeiba.comで引退馬コラム「第二のストーリー〜あの馬はいま〜」を執筆。20年7月から元
JRA厩務員の川越靖幸とともに新冠に移り住み
ノーザンレイクを開場、雑用係として働く。人と馬をより身近にするサイト「Loveuma.」にて「
ノーザンレイクダイアリー」を週1連載中。
【書誌情報】
◆著者:佐々木祥恵
◆企画:猫びより編集部
◆発行:辰巳出版株式会社
◆ページ数:112ページ
◆判型:A5判
◆定価:1650円(本体1,500円+税)