「
中山金杯・G3」(1月6日、中山)
明けて5歳を迎える
エピファニーが、重賞初制覇で充実の一年をスタートさせる。
伯母に15年
オークス&
秋華賞Vの
ミッキークイーンがいる期待の素質馬。管理する宮田師は「新馬戦で負けたけど、その時からこれはすごい馬だと思っていました」と、早くから素材の良さを感じ取っていた。体質面の弱さ、気性面の若さなどがあり、その歩みはゆっくりとしたものだったが、1段ずつ階段を上がって今、本格化の兆しを見せている。
指揮官が転機として挙げるのが2走前の
ケフェウスS。阪神の内回りコースで1番枠から上手に立ち回りV。「いい勝ち方をしてくれた。ターニングポイントになるようなレース」と進化した姿に手応えをつかんだ。
続くチャレンジCは4着に敗れたものの、悲観する様子は見られない。「折り合い面の難しさがある分、あのような大味な競馬になってしまったけど、外から追い上げて差し切るかと思わせる脚を使ってくれました」。開幕週で内有利の馬場。ロスなく立ち回った上位3頭に対して、こちらは外々から直線も大外ぶん回しでもしっかりと見せ場。着順以上の価値がある走りだ。
「同じ舞台でG1がありますしね」。ここ2戦と同舞台で行われる
大阪杯(3月31日・阪神)を大目標に掲げた上で、「重賞タイトルを獲得し、今後に夢が広がるようになってほしい」と期待を込める。高みを目指すためにも、ここでの結果が重要となってくる。
提供:デイリースポーツ