牝馬重賞「第17回
東京シンデレラマイル」が30日、
大井競馬場で行われた。単勝1・2倍の圧倒的支持を得た
スピーディキックが直線抜け出し優勝、昨年に続きこのレース2連覇を飾った。同馬と2着
ラブラブパイロには「第70回
クイーン賞」(Jpn3、2月7日、船橋)への優先出走権が与えられた。
今年5戦して未勝利。
JRAのG1から始まり、あとは全てダート
グレード。それでも全て1桁着順にまとめてきた能力の高さはこのメンバーでは圧倒的だった。道中中団に付けての追走。仕掛け出したのは3コーナーだったが、4コーナーでごちゃついて大きく外に振られる不利。それでもそれが合図になったかのように直線は一気に加速していった。直線残り100メートルでは独走態勢。ゴール直前、御神本が
ガッツポーズを見せたことで2着馬に首差まで詰め寄られたが力で押し切った。
「今年は強い相手と戦ってここまでタイトルがなかったので最後に獲らせられて良かった」と御神本。来年は「マイルの距離に絞ってレースを使いたい」と藤原師。
フェブラリーSも視野に入るが「4コーナーの不利でケガをしたみたいなので、その状態を見て」(同師)と次走には言及を避けた。
スポニチ