無敗で頂点に立つにふさわしい絶対能力の高さと好センス。
ジャンタルマンタルはデビュー戦、
デイリー杯2歳Sに続き、
朝日杯FSでも他馬に付け入る隙を与えず完勝だった。道中は中団から進め、4角手前から早めに促されて先団へ。馬群でもリズムを崩さず、鞍上の意のままにVロードを切り開く。ラスト400メートル付近で先頭に立ち、危なげなく突き放した。テン乗りの川田は「性格がとてもいい。課題らしい課題は特にないです」と評価。「これからもっと成長を伴える馬」と期待をふくらませた。
次走は未定だが、当然クラシック路線も視野。日本で供用されることが決まった父
パレスマリスはダート2400メートルの
ベルモントSを制していて、父の半弟には
ジャスティンパレスや
アイアンバローズなど長距離での実績馬がいる。高野師は「血統にも長い距離をこなせる背景がある。もう少し延ばしても上手に走れるように、厩舎として取り組んでいかなければ」と気を引き締めた。G1馬として今年も世代を盛り上げていく。
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