23年の南関東競馬を締めくくる重賞「第47回
東京2歳優駿牝馬」が31日、
大井競馬場で行われた。2番人気の
ローリエフレイバーが直線先頭から押し切り優勝、手綱を取った野畑とともに重賞初制覇した。
好スタートから積極的に2番手を奪って追走。逃げた
パペッティアのペースで走ったが、3コーナーで外から
ミスカッレーラが上がってきたのに合わせて仕掛けて行った。直線は2頭の一騎打ちになったが一度も前に出させない。残り100メートルで右ステッキを入れ、最後は2馬身突き放してゴール。
デビュー2年目の今年は年間100勝超えも達成。充実の一年を締めくくった野畑は「重賞の緊張感も楽しめた。直線は馬の力信じて追った。勝てて良かったし、来年もさらに頑張りたい」と笑顔を振りまいた。15年の
フジノウェーブ記念(
セイントメモリー)以来8年ぶりの重賞制覇となった月岡師。「いい勝ち方をしてくれたし先が楽しみになった。次走に関しては白紙」と言及はなかったが、4連勝での重賞制覇で24年の視界が一気に開けたようだ。
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ローリエフレイバー 父マジェスティックウォリアー
母マヒナズヒル(母の
父ネオユニヴァース) 牝2歳 大井・
月岡健二厩舎 馬主・尾田信夫氏 生産者・北海道浦河町の丸幸小林牧場 戦績5戦4勝 総獲得賞金3200万円。
スポニチ