パレスマリス産駒の
ノーブルロジャー(牡3、栗東・
吉岡辰弥厩舎)が、
シンザン記念(3歳・GIII・芝1600m)で重賞初制覇を狙う。
ノーブルロジャーは父
Palace Malice、
母Noble Ready、母の
父More Than Readyの血統。父は13年の
ベルモントS覇者。産駒の
ジャンタルマンタルの活躍もあって、今年から北海道日高町のダーレー・
ジャパンスタリオンコンプレックスで繋養される。また、5代
母Savage Bunnyの孫には97年の英ダービーを制した
Benny the Dip、同じく曾孫には98年
宝塚記念を制した
サイレンススズカがいる。外国産馬ながら、日本にゆかりのある血統といえるだろう。
11月の新馬(東京芝1600m)は超スローペースの番手から上がり3F33秒3をマークして楽勝。ピッチ気味の走りで距離の限界はありそうだが、オープン級のポテンシャルを感じさせた。ここは格上挑戦での重賞参戦となるが、鞍上に
川田将雅騎手を確保して、かなりの勝負気配。無敗でのタイトル奪取を期待したい。