ベラジオオペラ(牡4歳、栗東・
上村洋行厩舎、父
ロードカナロア)が23年クラシック世代で一番強いのではないか、と思うときがある。
スプリングSは完全内前有利だった馬場で、外をまさに「ぶっこ抜く」というにふさわしい上がり3ハロン最速の35秒7の末脚で突き抜けた。続いた
皐月賞はハイペースを前受けしての大敗で度外視可能。ダービーも4着だったが、勝ち馬とはタイム差なし。上がり3ハロンはここでも最速の33秒0で、上位3頭が4角6番手以内のなか11番手から追い込んできたのだから瞬発力は最上位だったと言える。
試金石だった秋初戦、古馬初対戦の
チャレンジCではプラス20キロの成長した馬体で、重賞でも活躍する
ボッケリーニに勝利。まだまだ底を見せていない。今なら世代上位のラ
イバルたちとやっても勝ち切れるのではないだろうか。早く対戦が見たくてうずうずする。(角田 晨)
スポーツ報知