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京都金杯・G3」(6日、京都)
重賞初制覇を狙う
ドーブネが3日、栗東CWでの単走追い切りで好調をアピールした。藤田晋オーナーの“5億円ホース”として華々しくデビューしたものの、ここまで重賞未勝利。しかしマイルに距離を短縮した昨秋から2連勝と本格化の兆しを見せている。万全の状態で迎える新春の淀で初タイトルをつかみ取る。
最高のスタート切る準備は整った。リステッド競走を2連勝中の
ドーブネは栗東CWで単走。ゴール前で促されるとしっかりと反応して6F83秒4-38秒3-12秒3をマークした。武幸師は「ずっと厩舎にいて年末も順調に乗っています。トラブルなく、本当に最終調整という感じ」と順調さをアピールした。
オープン入りしてからはあとひと押しが足りなかったが、マイルに距離を縮めた近2走を危なげない内容で連勝。師は「スムーズなレースで存分に力を出してくれました。距離は間違いなく適性があるけど、距離だけじゃなくていろんなことがうまくかみ合った結果」と分析する。
21年千葉サラブレッドセールで4億7010万円(税抜き)で落札された期待馬。指揮官は「能力があるのは最初から分かっていたのですが、気持ちが高ぶりやすかったり、爪も丈夫じゃなかったり。慌てずにじっくりやって馬の成長もうまくかみ合ってきたと思います。何とか重賞を勝たせたい」と本格化への手応えを語る。充実している今なら3連勝で重賞初制覇も十分可能だ。
提供:デイリースポーツ