中山競馬場Cコース使用のマイル戦。キャリアの浅い馬同士の一戦とあってまだ能力比較が難しく過去10年間で3番人気以内馬は【6-2-1-21】と苦戦傾向。昨年も11番人気の
キタウイングが勝って3連単は50万円を超える波乱となった。中山競馬場の芝1600mコースは1角ポケットからスタートして全体的になだらかに下りが続く特殊なコースで、ゴール前には高低差2.2mの急坂が待ち構える難コース。コーナーリングや立ち回りの上手さも求められるコースだ。
◎
テリオスサラは中山競馬場芝1800mでデビュー2戦目の未勝利戦を勝ち上がり、
赤松賞2着。この時は上手く流れに乗って最後の直線は早め先頭から最後まで心折れずに頑張り通した。最後は
ステレンボッシュの決め手に屈したが、相手はのちに阪神JF2着馬。さかのぼれば新潟競馬場のデビュー戦も勝ったのは
芙蓉S2着となる
キャントウェイトだった。
ロジャーバローズの初年度産駒で粘り強いスピードが武器。ト
リッキーなコースを味方にすればチャンスはあると判断した。
〇
キャットファイトは中山競馬場芝マイルコースの2歳レコードホルダー。新潟競馬場での未勝利戦を勝った直後のレースだったが、勢いよくゲートを飛び出すと手応えよく3番手を追走し、最後の直線で後続を突き放した。中山競馬場の急坂をものともせずに最後11.6秒〜11.3秒と加速ラップは秀逸。前走は休み明けに加えて関西への長距離輸送でレース前の消耗が激しかった。今度こそだ。
▲
スティールブルーは
アルテミスS3着。半マイル通過48.0秒のペースを3番手で追走し、最後の直線で1度は先頭に立とうかというシーンもあった。結果的には上位2頭の瞬発力に屈した形になったがレースラップが11.4秒、11.2秒、11.0秒ならやむを得ない面もあった。当時の2着
サフィラがのちに阪神JF1番人気4着なら評価できる一戦でもあった。
△
マスクオールウィンは
黒松賞優勝馬。デビュー2戦目に未勝利戦を脱出し
ダリア賞3着のち
カンナS2着と距離短縮を味方にしてきた。今回は距離延長がポイントになりそうだが、どんな位置からでもしっかりと競馬ができる上に中山外回りコースを2度経験しているのは大きい。
りんどう賞優勝△
キャプテンネキの前走はハイペースに巻き込まれた。まだ見限れない存在で、△
ニシノティアモは祖母が
ニシノマナムスメで曾祖
母ニシノフラワーならマイルに強いはず。△
イフェイオンも能力は高そうだ。中山マイルコースに対応できればチャンスはありそうだ。