「
中山金杯・G3」(6日、中山)
23年キャリアハイの56勝を挙げた津村が新年早々タイトル奪取!
中山金杯で5番人気の
リカンカブールを重賞初Vに導いた。管理する田中克師は開業4年目でうれしい重賞初制覇となった。
1日遅れの
バースデーを自ら祝った。好騎乗に導かれ、5番人気の
リカンカブールが重賞初制覇。5日が38歳の
バースデーだった津村は「気持ちいいですね。久しぶりに誕生日の
金杯じゃなかったのは残念ですが」と初笑い。09年
京都金杯(
タマモサポート)と合わせて東西の
金杯制覇を達成した。
道中は4番手のインから勝機をうかがう。「時計が速くて前が止まらないレースが続いていたので、位置を取りに行くことだけをイメージした」と鞍上の戦法がズバリ。4角で外に持ち出すと、「手応えも抜群。期待通りの伸びだったし、先頭に立ってからも、しっかり走れていました」と力強く抜け出した。
開業4年目で重賞初Vを飾った田中克師は「ジョッキーが上手に乗ってくれた。いい先輩を持ちました」と、競馬学校時代の2学年先輩に最敬礼。騎手時代も含めて、自身初の重賞制覇には「うれしいですし、スタッフも喜んでいます。何よりこの馬でタイトルを獲れて良かった」と笑みを浮かべた。
次走については明言を避けたが、「この一年で飛躍してほしい」と指揮官の期待は大きい。一方、殊勲の津村は「昨年は(56勝で)キャリアハイだったけど、今年は昨年以上の結果を出したい」とキッパリ。24年の飛躍を期す人馬が、最高のスタートダッシュを決めた。
提供:デイリースポーツ