中山競馬場での引退式を終えた
パンサラッサが9日夕方、種牡馬生活を送る北海道新ひだか町の
アロースタッドに到着した。
この日は、あいにくの雪。苦楽をともにした池田康宏元厩務員に引かれ、慎重に馬運車から降りると、用意された馬房で長旅の疲れを癒した。大役を果たした池田さんは「無事に到着してよかった。これで肩の荷が下りた」と安どの表情でスタリオンスタッフに手綱を委ねた。
通算成績は27戦7勝2着6回(海外4戦2勝含む)。到着には生産者の木村秀則氏も姿を見せて「サウジCも
ドバイターフも印象に残るが、とくに印象に残るのは(2着となった)
天皇賞(秋)。たくさんの人たちに長く愛される種牡馬になって欲しい」とエールを送った。