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日経新春杯・G2」(14日、京都)
9日朝の美浦トレセン。全休日とあって普段以上に広々と感じられるダートコースを、
シンリョクカが伸び伸びと気分良さそうに駆け抜けた。鞍上は木幡初。前走の
エリザベス女王杯で4戦ぶりに復活したコンビだ。鞍上は「1週前追い切りで時計(美浦W5F65秒3)が出たように、いいですね」と出来の良さに合格点をつける。
昨春は牝馬クラシック路線を歩んで
桜花賞6着→
オークス5着。3冠牝馬
リバティアイランドには及ばなかったが、世代上位の力を示した。そして古馬と激突した秋2戦も、着順から受ける印象ほど負けてはおらず、鞍上は「もう少しハミを取って行くイメージだったが、少し進みの悪い部分があった。今回はそこを踏まえて乗りたい」と修正して2度目の淀に挑む構えだ。
新馬戦以来となる牡馬との対戦だが、「ハンデ差も生かして、流れが向いてくれれば。古馬の牡馬相手でも足をすくうチャンスはあると思います」と色気をのぞかせる。53キロを味方に、アッと驚く末脚で強力牡馬を蹴散らしても不思議はない。
提供:デイリースポーツ