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【地方競馬】ギガースが浦和デイリー杯ニューイヤーC制覇 叩き合いを制して重賞初V

デイリースポーツ
  • 2024年01月10日(水) 19時18分
 「デイリー杯ニューイヤーカップ」(10日、浦和)

 直線の激しい叩き合いを制した2番人気のギガースがデビュー4戦目で初重賞タイトル&デイリースポーツ杯をゲット。「ネクストスター東日本・S3」(3月14日・川崎)への優先出走権も獲得した。1番人気のクルマトラサンが半馬身差の2着。3着には4番人気のライゾマティクスが入った。勝ち馬には秦伸之デイリースポーツビジネス局局次長から優勝カップが贈られた。

 直線は先行した3頭の叩き合いとなったが、外のライゾマティクスが伸びを欠くと、ラスト100メートル過ぎで逃げ粘るクルマトラサンをかわしたギガースが半馬身差をつけて真っ先にゴール板を駆け抜けた。

 この日“1頭入魂”で臨んだ森泰斗は「もう少し下げて行く予定だったけど、スタートと二の脚が良く、馬のリズムであのポジションに」と振り返る。自身にとっては15年連続の重賞V。しかも11日は43歳のバースデー。二重の喜びに「馬が大好きで、なかなか離れていかないんです。だから着差以上に強かったです。そのあたり、もう少し真剣みが出てくればいいんですけどね」と苦笑いだ。

 2022年の北海道サマーセール(1歳)で見いだした佐藤裕師は区切りの重賞10勝目。「オーナーと汗だくになって探したのを思い出しますね」と満面の笑み。祖母はJRAで芝重賞4勝、02年エリザベス女王杯2着のダイヤモンドビコーと一本筋の入った血統。これで4戦3勝(2着1回)と楽しみは広がるばかりだ。

 次走は未定だが、権利を取ったネクストスター東日本雲取賞(2月14日・大井)の予定。もちろん、その先には今年から始まる新たなダート3冠が視野に入る。「ヤンチャだけど、本番になればきちんと力を発揮する馬。いい経験になったし、これからJRAの馬とも互角に戦えるよう鍛えていきます」と期待を膨らませた。

提供:デイリースポーツ

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