「
京成杯・G3」(14日、中山)
未勝利Vから初のタイトル奪取を狙う。11日、薄暗い朝一番の栗東坂路に姿を現した
ハヤテノフクノスケ。
田中健(レースは岩田望)を背に、軽やかなフットワークで伸び伸び駆け上がり、僚馬の
クラヴィコード(3歳未勝利)と併入。馬なりで4F52秒2-37秒0-12秒1を計時した。
中村師は「予定通り順調にやれています。攻め馬は走れる馬ですからね」と納得の表情だ。前走は好位で運び、早めに動きだして4角で先頭へ。脚色は衰えることなくグングン伸びて、ラスト2F11秒8-11秒7の加速ラップで後続を5馬身以上突き放した。「前走の勝ちっぷりから重賞への挑戦を決めました。少し幅も出てきているし、成長しているのかな」とさらなる前進に期待を込めた。
メンバーレベルがグンと上がり、初の多頭数での競馬となるこの一戦。「乗り役が乗りたいように、乗れる馬。中山はそんなに悪くない舞台ですし、今の状態でどれくらいできるのか挑戦する価値はあると思います」と力強くうなずくトレーナー。抜群の末脚を武器に、大舞台でも存在感を放ってみせる。
提供:デイリースポーツ