「
愛知杯・G3」(13日、小倉)
4年ぶりに小倉で行われる
愛知杯で、上原博師が調教師7人目のJRA全10場重賞制覇に挑む。「勝っていないのは小倉だけだからね。定年までにどうにかしないと」と指揮官は意気込みを伝える。
18年
函館スプリントS(
セイウンコウセイ)を勝ってリーチをかけてから、最初の小倉重賞参戦。今回送り込む
ウインピクシスは、8日の美浦Wで6F89秒5-38秒4-11秒6で追い切り、9日に小倉に出発した。トレーナーは「去年と同じパターンで。前走は競馬をしていないので疲れもほとんどないし、小倉の実績もあるので」と、昨年の壇之浦Sを勝った時の調整を踏襲している。
前走の
ターコイズSは16着に大敗したが、「馬場の悪い所に突っ込んでしまったので、無理をさせていない」と度外視可能と見立てている。「この馬はいつも状態はいいのに、運がない。今度こそうまくいってくれれば、(自身の記録と)二重の喜びになるね」。今月25日に67歳の誕生日を迎える上原博師が、全10場重賞コンプ
リートで歴史に名を刻む。(デイリースポーツ・刀根善郎)
提供:デイリースポーツ