競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
年明け3日開催では3歳重賞が2鞍行われ、7日中山の
フェアリーSは
イフェイオン(牝、杉山佳)が好位追走から抜け出しV。大外から鋭い脚で追い込んできた
マスクオールウィンを首差退け、3戦目で初のタイトル獲得となった。
21年に厩舎を開業した師は、これがJRA重賞初制覇。「未勝利戦の勝ちっぷりが良く、重賞でもやれる自信はありました。器用に立ち回れるので中山コースも合うと思っていました。強かったですね」と振り返り、今後については「春は
桜花賞(4月7日・阪神、芝1600m)が目標。直行するか、1戦挟むかは馬の状態を確認し、オーナーと相談して決めたいと思います」とコメントした。
8日京都の
シンザン記念は、中団追走の
ノーブルロジャー(牡、吉岡)が力強く突き抜け、無傷2連勝で重賞初Vを決めた。田嶋助手は「直線は期待通りの伸び。伸びしろは大きいと思いますし、これからが本当に楽しみ」とうなずく。現3歳世代は
パレスマリス産駒の活躍が目覚ましく、最優秀2歳牡馬
ジャンタルマンタル(牡、高野)に続く重賞制覇に。今後は放牧で成長を促し、次走は未定となっている。
8日京都の1勝クラス(ダート1800m)を勝った
ノットイナフ(牡、浜田)は
雲取賞(2月14日・大井、ダート1800m)を予定。(馬サブロー栗東支局・塩手智彦)
提供:デイリースポーツ