「
若駒S」(20日、京都)
「これは本当に春を意識している馬です」。西の名門・須貝厩舎の3歳エース候補である
ブエナオンダが、屈指の出世レースにエントリー。指揮官も大きな期待を寄せる
リオンディーズ産駒だ。
ここまで1戦1勝。新馬戦は残り6F地点から一度も減速しないラップが刻まれるなか、好位3番手から最速上がりで4馬身突き抜けた。追われてからエンジンが掛かるまでに時間を要したものの、勢いがついたラスト1Fからの伸びは並大抵のものではなかった。
「(ジョッキーから)“まだ子ども”と言われましたが、背中の
バランスがすごくいいので」。課題を残す現状ではあるが、素質には光るモノを感じさせる。「今回が試金石。まだ体も精神面も幼いですが、能力で押し切ってほしいですね」。同じ勝負服を身にまとい、ここから大きく羽ばたいた祖
父ディープインパクトのように、無傷の連勝を飾ってクラシック舞台へと突き進む。
提供:デイリースポーツ