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【東海S】砂の超新星オメガギネス、人馬で初の重賞制覇へ 大和田調教師「あっさりがあってもいい」

スポーツ報知
  • 2024年01月17日(水) 06時40分
◆第41回東海S・G2(1月21日、京都・ダート1800メートル)

 ダート界の超新星誕生だ。第41回東海S・G2(21日、京都=1着馬にフェブラリーS優先出走権)で、4戦3勝のオメガギネスが初のタイトル奪取に照準を定めている。予定していた昨秋の武蔵野Sは体調が整わず自重したが、時間をかけて立て直してから、ここを目標に順調に調整してきた。大和田調教師は「一生懸命走るタイプで疲れが残りやすいが、仕上がりはいいし、雰囲気は悪くない」と万全を強調する。

 前走のグリーンチャンネルCでは、初の古馬相手、距離短縮、ワンターンの競馬と初物づくしのなか、好位から直線は追い出しを我慢する余裕を見せて後続に3馬身半差をつけるハイパフォーマンス。底知れぬ強さを見せた。大和田師は「思っていたよりもレース内容が良かった」と手応えをつかむ。

 近親に国内外G1・3勝のヴィクトワールピサなどがいる芝血統だが、490キロ台の見栄えする好馬体で「ダート適性は高い」と一貫してダート戦に投入してきた。初の京都コースにも、「競馬センスが高くどんな条件でも走れる」と自信を隠さない。

 結果次第ではフェブラリーS・G1(2月18日、東京)の舞台も見えてくる。「体質の弱さがあるのでまずは目の前の一戦です。でも、あっさりがあってもいい」。開業14年目で初の重賞制覇を意識させる逸材だ。人馬ともに初の勲章が、行く道を照らしていく。(松末 守司)

 ◆大和田 成(おおわだ・なる)1976年4月28日生まれ。東京都出身。47歳。牧場勤務を経て01年7月にJRA競馬学校厩務員課程に入学。同10月に厩務員として本郷厩舎、その後、浅野、加藤征、柴田政厩舎で助手を務め、11年に調教師試験に合格。同5月に開業した。JRA通算2910戦173勝。父・稔氏は元JRA調教師。

スポーツ報知

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