ダート競馬の新体系に伴い今年からJpn3に格上げされた「第50回
ブルーバードカップ」が17日、
船橋競馬場で行われ、2番人気の
アンモシエラが直線差し切って優勝。重賞初制覇を飾った。
好スタートを切ると最内を生かし、コースロスをなくすようにラチ沿いに進路を取って馬群の中団をキープ。折り合いをつけながら進むと動き出したのは3角手前。先に外を進出した1番人気
バロンドールを見ながら、内から位置を上げ、直線に向くと思い切って馬場の真ん中へ進路を取る。左ステッキの連打で追い上げ、1完歩ごとにきっちり差を詰め、内で競り合う
エコロガイアと
バロンドールをゴール前できっちり外から捉えた。
「位置は決めずにこの馬のリズムで走らせた。追ってからの反応は早くなかったが、地方らしく前が止まったし、よく伸びてくれた。牡馬相手に頑張った」。鞍上の坂井は満足そうな表情でレースを振り返った。
松永幹師は競馬場に不在で次走は未定だが、いずれにせよ新ダート3冠路線の前哨戦第1戦は
JRA勢が1〜3着独占。春に向けて改めて地方との実力差を感じさせられた一戦だった。
◆
アンモシエラ 父
ブリックスアンドモルタル 母サンドクイーン(母の
父ゴールドアリュール) 牝3歳 栗東・
松永幹夫厩舎 馬主・広尾レース 生産者・北海道浦河町の桑田牧場 戦績7戦3勝(南関東1戦1勝) 総獲得賞金3918万1000円。
スポニチ