「AJCC・G2」(21日、中山)
本命はすし。それ以外なら天ぷら、すき焼きで、少し穴っぽいところで焼き肉、ラーメンあたりか。これは、よく外国人騎手に聞く「好きな、もしくはおいしかった日本食は何?」という質問に対する答えの記者予想だ。
14日の中山12Rで、うれしいJRA初勝利を挙げたレネ・ピーヒュレク騎手(36)=ドイツ=にも同じ質問をしたところ、「すしも好きだけど、一番はみそ汁です」と予想外の答えが返ってきた。14年
ジャパンCに参戦した
アイヴァンホウの調教担当として来日し、その時に飲んだみそ汁の味に衝撃を受けたようで、「ダシのうまみがあり、シンプルに味が好きです」と瞳を輝かせる。話をしていても誠実さや真面目さが伝わってくる
ナイスガイだが、この答えを聞いて親近感が沸いた。
日本の競馬にも徐々に慣れてきた今週は、
シルブロンとのコンビでAJCCに挑戦。今度は重賞初Vを目指す。相棒とは1週前追い切りでコンタクトを取り、「距離短縮はいいですね」と感触は良好だ。先述のみそ汁ではないが、記者の想像を上回る騎乗で、タイトルを奪取してもおかしくはない。(デイリースポーツ・小林正明)
提供:デイリースポーツ