1月21日の京都5R・3歳新馬戦(芝1600メートル=17頭立て)は、9番人気の伏兵
ジャンヌローサ(牝3歳、美浦・
蛯名正義厩舎、父
イスラボニータ)が、逃げ切りで初陣を飾った。勝ち時計は1分38秒0(不良)。
鮮やかな逃走劇だった。14番枠から主導権を握ると、マイペースの先行策へ。2着の
ワンダーカモン(
川又賢治騎手)に1馬身半差をつけて、そのまま押し切った。「スタートがよかったので、そのまま馬の気持ちを優先してハナへ。直線は物見をしていましたが、長くいい脚を使ってくれました」来日7勝目となったオ
レリアン・ルメートル騎手は満足そうにレースを振り返った。
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蛯名正義調教師は、同馬の父
イスラボニータの主戦騎手でもあった。「ちょっと似たところがありますね。きれいなフットワークをするので、こんな馬場はどうかなと思ったんですが、うまくいきました」。牡馬混合のマイル戦を制して、トレーナーは表情を緩めていた。
スポーツ報知