06年の
NHKマイルC覇者の
ロジックが1月20日に死んだ。 21歳。公益財団法人
ジャパン・スタッドブック・インターナショナルが発表した。
ロジックは
父アグネスタキオン、
母エイプリルドラマ、母の
父サクラユタカオーの血統。現役時代は23戦3勝。06年の3歳マイル戦線では
シンザン記念が3着、
アーリントンCが2着、ニュージーランドTが3着と惜敗を続けたが、
NHKマイルCを
武豊騎手とのコンビで制覇。3歳マイル王の座に就いた。その後は6歳夏まで現役を続けたが、勝利を挙げることはできなかった。
現役引退後は京都競馬場で誘導馬となり、10年5月30日にデビュー。平地GI勝ち馬が誘導馬となる初のケースだった。13年から17年にかけては三木ホースランドパークで乗馬として供用され、その後は引退名馬繋養展示事業の助成対象馬として福島県南相馬市のDEEP FIELDで余生を過ごしていた。
繋養者であるDEEP FIELDの深野高広代表は「
ロジックが来てから6年程経ったのでしょうか。大人しく人懐っこい、ファンの方がいらした時にも寄り添ってくれるような優しい馬でした。相馬野馬追にも参加し、競走引退後も多くの人に愛されました。いつも馬房から顔を覗かせる可愛らしい姿を思い出します」と在りし日を振り返る。さらに「3月17日が誕生日なので今年もお祝いができればと思っていたのですが、残念でなりません。ファンの皆様、関係者の皆様にはこの場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました」と伝えた。