「
シルクロードS・G3」(28日、京都)
今度こそ得意の淀で初タイトルを手にしてみせる。
ルガルは前走の
京阪杯で古馬相手ながら1番人気に推されたが結果は2着。ただレース連覇を決めた
トウシンマカオが強過ぎただけで、当時まだ3歳だったということを考えると、むしろ高く評価できる一戦だった。
「前回に関しては立ち回りは良かったのですが、決め手のある馬に屈してしまいました。それでもこの馬の走りはできていたと思います」と昨年のリーディングトレーナーである杉山晴師にも悲観する様子は全くない。古馬になってから成長することを思えば、確かな手応えを得ることができたレースとなった。
前走後はここでの始動を決めて、順調に乗り込みを消化。1週前追い切りでは、栗東坂路で自己ベストとなる4F50秒1の猛時計をマークした。ラスト1Fも12秒3と優秀で、根岸S出走の僚馬
エンペラーワケアと併入した。「動く馬と併せましたが、2頭とも大型馬なのでしっかりやりました。動きは文句なかったです」と指揮官は深くうなずいた。
昨年までの3年間は中京で施行されており、京都コースは4年ぶり。「引き続き京都の1200メートルなので期待を持って臨みたい」。今回の舞台では2戦して、ともに重賞で2着。三度目の正直で今度こそ勝ち、次はG1・
高松宮記念(3月24日・中京)へ。逸材ス
プリンターが有力馬に名乗りを上げる。
提供:デイリースポーツ