◆第38回
根岸S・G3(1月28日、東京競馬場・ダート1400メートル)
重賞連勝中の
ドライスタウトが左前脚に屈腱炎を発症し、
根岸Sを回避。きょうだい対決は幻になったが、弟の
サンライズフレイムが重賞初制覇を狙って登場する。昨年の6月に1勝クラスを勝つと、10月のオープン特別まで4連勝した上がり馬だ。石坂調教師は「ゲートに課題はありますが、前走は強さを見せてくれました。
テンションが高かったり課題が多く、一戦一戦そこに集中していて、気がつけばここまできていたという印象です」と激動の3歳シーズンを振り返る。
3か月の休養明けでの重賞初挑戦に向け、17日の1週前追い切りは、栗東・坂路を単走で51秒1―12秒5。力強い動きを見せ、石坂師は「折り合いもついて、動きは良かったですね。いつもの休み明けよりもいいと思います」と合格点を与えた。道中で左右に行く面があり、前走はリングハミに換えたところ
バランス良く走れて、直線の爆発力につながった印象だ。「能力は高いです。ただ、気性がまだ幼いのでどう成長するか。大人しいのは馬房の中にいる時だけで、とにかく大変です」と苦笑いするが、我の強さは能力の裏返しか。
東京コースは2度経験しており、指揮官は「レースはしやすいと思います。チャレンジ的な一戦になると考えています」と気を引き締める。本番はマイル戦。4戦無敗と大得意の7ハロン戦で負けるわけにはいかない。(玉木)
スポーツ報知