23年度の
最優秀ダートホースに輝いた
レモンポップ(牡6歳、美浦・田中博)が、サウジC・G1(2月24日・キングアブドゥルアジーズ)に向け、帰厩後初のコース追いを行った。その背中にいたのは3月に開業する
福永祐一調教師(47)=栗東。“豪華タッグ”での併せ馬を行い、6F81秒7-39秒0-12秒2をマークした。
福永師は23日から美浦トレセンを訪れ、調教などに参加。
レモンポップについて「素晴らしい馬で、よくしつけられてますね。短距離の走り方だけど、田中(博)厩舎の技術によって距離を持たせている印象を受けました」と評価する。
自身の美浦研修については「(田中博厩舎は)きめ細やかな馬の管理をしていて、技術の高さは勉強になります。関西とは違った面もあり、参考になりました」と説明。短期間ながら、多くの収穫を強調した。
田中博師は「(距離の)適性などを含め、いつも挑戦している馬。多く引き出しのある方が、追い切りでどんな印象を持つのかと思い、騎乗してもらいました。こちらが思っていた通りの感触だったし、いい調教ができました」とうなずく。海外レース初制覇へ、準備は着々と進んでいる。(デイリースポーツ・小林正明)
提供:デイリースポーツ