27日の京都7Rで珍事が起きた。9頭立てで行われた一戦で、単勝1・1倍の1番人気に支持されたのはJRA未勝利馬の
ハイランドリンクス。未勝利馬が1勝クラス以上で単勝1・1倍に推されるのは、データをさかのぼれる1986年以降、JRA史上初のケースとなった。
発馬を決めると、道中は2番手で折り合いに専念。勝負どころからギアを上げ、4角時点では楽な手応えで先頭へ。そのまま後続の追い上げを許さず、5馬身差の快勝劇を演じ、圧倒的なファンの支持に応えた。
坂井は「勝たなければいけないレースでした。前2走で乗っていた
藤岡佑介ジョッキーから癖を教えていただいていましたし、スムーズなレースができました。きょうは無事に勝てて良かったです。もう一度このクラスで戦えますからね」と、初勝利に胸をなで下ろした。
同レースは少頭数で行われたことに加え、1勝クラスで3着以内の好走歴のある馬が同馬を含めてわずか2頭。さまざまな要因から断然人気になったと推測される。
また、2着に2番人気の
ワイドアウェイク、3着に4番人気の
タマモネモフィラが続き、
ハイランドリンクスの複勝配当は100円で確定した。
提供:デイリースポーツ