「
きさらぎ賞・G3」(2月4日、京都)
良血馬
シヴァースが、無傷2連勝で初の重賞タイトル奪取を狙う。デビュー戦では、中団でじっくり脚をためる競馬。直線に向くと一気に加速し、上がり33秒8の脚を繰り出して、ラ
イバルたちを一気にのみ込んで差し切りVを決めた。16年
秋華賞、17年
ドバイターフを制した
母ヴィブロス譲りの素質の高さは疑う余地もないだろう。
24日の1週前は岩田望(レースはM・デムーロ)を背に、栗東CWで併せ馬を敢行。併せた
ジャスティンミラノ(3歳1勝クラス)には遅れたものの、
ロードマンハイム(4歳2勝クラス)に2馬身先着。マークした時計は、6F83秒3-37秒9-11秒9。友道師は「調教は目立って動けている感じではないですが、初戦もあんな感じで実戦でいいところが出ましたからね。体は若干大きくなってきたかな」と順調な調整過程を伝えた。
今回は1F延長が鍵となるが、「
モーリス産駒ですが、
モーリスっぽくなくて、距離は延びても問題なさそうなタイプ」とトレーナー。懸念する必要はなさそうだ。クラシック戦線を見据え、始動戦でしっかり結果を残したいところ。「調教と実戦では全然違いますし、相手に関係なく自分の力を出してくれると思います」。可能性を秘めた素質馬が、伝統の3歳重賞を制してみせる。
〈1週前診断〉岩田望(レースはM・デムーロ)を背に栗東CWで6F83秒3-11秒9(一杯)をマーク。内の
ジャスティンミラノ(3歳1勝クラス)に1馬身半遅れたが、外の
ロードマンハイム(4歳1勝クラス)には2馬身先着した。キビキビとしたフットワークを披露し、ラストの伸び脚も上々。気配は引き続き良好だ。
提供:デイリースポーツ