「
東京新聞杯・G3」(2月4日、東京)
秋華賞2着以来となる
マスクトディーヴァは、キャリア6戦目で初となるマイル戦で4歳始動戦を迎える。初めての東京輸送で歴戦のマイラーが相手だが、春の大目標ヴィクトリアMに向けて負けられない一戦だ。
「一番上のステージで戦える馬だと思っています」。辻野師がそう評価する
ルーラーシップ産駒が、衝撃の走りを見せたのは昨秋の2戦。ローズSでは芝1800メートルのJRAレコードを0秒8更新し、次戦で
エリザベス女王杯を勝った
ブレイディヴェーグを破って快勝。
秋華賞では女王
リバティアイランドを猛追する上がり3F最速の末脚で、2着に好走した。
そこから3カ月半の休養を挟んだ4歳始動戦。1週前追い切りについて、トレーナーは「
秋華賞前に比べると物足りないですが、目いっぱいつくるわけでもないですから。踏んでいってからの反応は悪くなかったですね」と説明し、「1800メートル以上のイメージではありますが、マイルの流れにも対応してくれるはず。輸送も含め、ヴィクトリアMと同じ舞台を走ることは必ずプラスになると思っています」と期待する。底知れない実力を秘めた4歳牝馬が名牝への階段を駆け上がる。
提供:デイリースポーツ