昨年の
大阪杯の覇者で、右前浅屈腱炎を発症した
ジャックドール(牡6、栗東・
藤岡健一厩舎)が現役続行することが1日に報じられた。
競走馬にとって「不治の病」ともいわれる屈腱炎だが、最近では復帰する馬も少なくない。とりわけ有名なのがダートで一時代を築いた
カネヒキリだ。4歳時の
帝王賞で2着の後、屈腱炎を発症すると、復帰を目指していた5歳秋に再発。それでも6歳秋に復帰すると、
ジャパンCダートと
東京大賞典を制し、3年ぶり2度目の
JRA賞最優秀ダートホースに選出された。
他でも
サンライズペガサスは2度の屈腱炎から復活し、7歳時に
大阪杯と
毎日王冠を制している。また、
グランデッツァは屈腱炎から復帰後、2戦続けてダートで大敗したが、芝に戻ると
都大路Sを日本レコードで制覇。6歳時の
七夕賞では3年4カ月ぶりの重賞タイトルを獲得した。
現役では
ドライスタウトや
ドゥーラが屈腱炎で休養中。
ジャックドールも春の大舞台を前に休養を強いられることになったのは残念だが、競馬場に帰ってくる日を心待ちにしたい。